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斧定九郎

 「斧定九郎」というのは、「仮名手本忠臣蔵」5段目に登場する人物!

塩冶の浪士(赤穂の浪士)でありながらスパイとなり,(6段目で)
祇園で遊びほうける大石に討ち入りの意思があるかないかを探りに
「床下」に隠れて手紙を盗み読もうっとする
「斧九太夫(おのくだゆう)」の息子である

.....親子そろって『悪人』です(笑)

(実録では大野九郎兵衛,-浅野家家老)、勿論仇討ちには参加していない悪人........
斧定九郎 歌舞伎 キャラクター

前にもどこかに書いたと思いますが
若い頃「落語」が好きで.....それから歌舞伎を知ったので
この5段目をはじめて観たときは
あの落語の「中村仲蔵」の世界が目の前に!って感動しました(笑)

落語で想像してたビジュアルは歌舞伎で想像以上にスバラしかったです
洗練された歌舞伎の演技の粋と美学が,この一役に凝縮されてますね
「闇に咲く花」......「色悪」の極みですかね

髪は熊の五十日,着付は黒縮緬に斧のぶっ違い五つ紋の単物.......
お納戸献上の帯,鼠色黒柄の大小(初世中村仲蔵は朱鞘を用たらしい)
紬の下がり(この中へ鉛の錘り(おもり)を入れるのもあります)
白塗りの太股に落ちて流れる赤い血.........などなど...........
(紋は「おのえ」ってことで「斧のマーク」になってますね
ちょっと可愛いデザインですが............)

この辺の工夫ができるまでの物語が『落語:「中村仲蔵」』で楽しめます!
(初演の頃の"斧定九郎"は端役が勤めるもので...
衣装も鬘も山賊のような扮装だったそうです.....なので5段目は「弁当幕」っと
言われ〜いわば.......誰も見向きもしない
「お食事タイム」みたいな幕だったそうで...)
まだ落語で聞いた事が無い人はお勧めです

黒羽二重.....が色落ちをして「茶色」になっている!
これは歌舞伎セミナーの「衣裳」のとき教えてもらったことですが
布を「真っ黒」に染めるには下地に「赤」を塗るらしい...........
それが雨風日差....によって色落ちすると「下地が見えて茶色くなる」

時代劇などで「喰いっぱぐれの浪人」が
着てる着物はこのような「ふるてモノ」です
(そういえば,米朝師匠の落語に 古手買(ふるてがい)というはなしがありまね)

中村仲蔵の物語は歌舞伎にも『忠臣蔵うら話・仲蔵狂乱』や

松本幸四郎さんと市川染五郎さんの梨園座『夢の仲蔵 千本桜』

などがあります

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上記イラストは

東京新聞「暮らすめいと」誌

連載中◎あの役この役の挿絵です


ココに掲載してます〜すべての画像は

私的、無料使用はできませんのでお願いします

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